小堀昇（花小金井教会牧師）

メッセージ： 初めの愛

　皆さんお元気にお過ごしですか。私は西武新宿線花小金井駅南口徒歩7分、グリーンロード沿いにあります、花小金井教会牧師の小堀昇と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。

　さて聖書は「それから、先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。」ヨハネによる福音書の20章8節でこのように語ります。ここで「見て、信じた」のは、この福音書の著者ヨハネです。ルカは、同じ空の墓を見ても、せいぜいが「驚きながら家に帰った」ルカによる福音書の24章12節で言っている程度なのです。

　ヨハネは、この時イエスを見て、信じました。ヨハネからしてみれば、数えて60年以上も前、まだ若かりし頃、あの日曜日の朝、まだ朝暗いうちに、墓に入って亜麻布を見た、あの時見て信じた。ヨハネのイエス様を信ずる瞬間は、生涯忘れることができない、神秘的な体験として、記憶されているに違いないのです。ヨハネは、この時にイエスを信じたのです。

　聖書は次のように語ります。「あなたがたは、光に照らされた後、苦しい大きな戦いによく耐えた初めのころのことを、思い出してください。」ヘブライ人への手紙の10章の32節です。また聖書は次のようにも語ります。「しかし、あなたに言うべきことがある。あなたは初めのころの愛から離れてしまった。だから、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて初めのころの行いに立ち戻れ。」黙示録の2章4節以下の御言葉です。

　私たちがいつも戻らなければならないのは「初めの愛」です。もしあなたがクリスチャンなら、このイエス様の「初めの愛」に立ち返ってください。そうすれば祝福を受けることができます。もしあなたがまだイエス様を信じていないならば、この愛をどうぞあなたも知ってください。