いかがお過ごしですか?川越教会牧師、木村恭子です。
今回も「神のかたち」について考えます。
多くの人は「人の命は大切だ」といいます。ですが、なぜ大切なのでしょう。その理由を考えたことがありますか。
いろんな答え方があると思いますが、答えの一つが「人は神のかたちに造られているから」です。人は神のかたちに造られている、神のよきものが与えられている。だから人の命は大切なのです。どの人の中にも神のかたち、よきものがあることを知るならば、人が人を傷つけたり、まして命を奪ったりすることなど、許されるはずがありません。
今、いじめや虐待、DVなどいろんな問題があります。それぞれに背景や原因があり、複雑な事情もあるのでしょう。ですが、個々の具体的な問題を考える前に、まず、一人ひとりの人間が神のかたちに造られている、神のよきものが与えられている、ということを覚えたいのです。
また、別の角度からの答えもあります。「神は、ご自身がお造りになった人間を愛し、大切にしておられるから」です。神の愛は、キリストを通してすべての人に示され、注がれているのです。ですから、私たちは神が愛しておられる方々の命を大切にしなければなりません。
聖書の言葉「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)