いかがお過ごしでしょうか。最近池袋でも集会を始めた、光が丘キリスト教会の牧師、尾崎純です。
マタイによる福音書の8章1節からのところで、キリストは重い皮膚病の人をいやしました。重い皮膚病にかかった人は、神から罰を受けたのだと見なされ、神殿に入ることが許されませんでした。神様との交わりを断ち切られてしまうのです。町の中に住むこともできませんでした。人との交わりも断ち切られてしまうのです。
その人がキリストの前にやって来ました。これだけでも大変なことです。この人は、自分から人に会いに行ってはいけないとされていたのです。そして、この人は、キリストに話しかける時にも、「癒してください」とは言いません。「清くしてください」と言ったのです。それくらい汚れていると、自分でも思っていたのです。
しかし、たとえ人が自分をどう思おうと、自分で自分をどう考えようと、あきらめなくて良いのです。私たちは、どんな時でも、キリストの前に進み出て良いのです。この人は、「主よ、み心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言いました。この人は自分を苦しめる現実よりも、御心を上に置いています。
キリストは言いました。「よろしい。清くなれ。」ここで「よろしい」と訳されている言葉は、英語で言うと、「I will」に当たる言葉です。「Will」とは「意志」、つまり、御心です。あきらめずに御前に進み出たところに、御心が実現したのです。どうぞ今、あなたも、主の御前に進み出てください。