おはようございます。福島教会の細田眞です。
聖書は主イエスのなさった癒しを伝えています。主イエスは不治の病気にかかった人を治されました。また悪しき霊に取り憑かれた人をその支配から解放されました。
主イエスはエルサレムに向かう旅の途中で、重い皮膚病を患っている10名に癒しをなさいました。そのうちの1名が、大声で神を賛美しながら主イエスのもとに戻ってきました。彼は自分が癒やされたことが嬉しくて、どうしてもお礼が言いたかったのです。主イエスは足もとにひれ伏すこの人に「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」(ルカ17:19)と言葉をかけられました。彼は主イエスの御言葉に励まされてその場を立ち去りました。
彼は重い皮膚病が癒やされた経験を通して、神に出会ったのです。信仰生活は癒しが実現することによって完成するのではありません。むしろ癒しは神と共に生きる生活の始まりです。こののち彼は、神と共に生きる平安と喜びにつつまれて人生を歩んだはずです。
神と共に生きる人生の平安と喜びは、他の何ものによっても得られない、神の恵みなのです。