おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
人生にとって「出会い」ほど大切なものはありません。本との出会い、趣味との出会い、人との出会い…様々な良い出会いによって、人の人生は豊かにされていきます。
16世紀になってキリスト教が日本に入ってきたときに、当時の日本人には衝撃的でした。当時は戦乱の世で、人の命が軽くあしらわれていました。力ある者たちでさえ、明日は戦いで命を落としてしまう世の中でしたから、弱い者など、まして顧みられることはありません。そんな時代に、病院や孤児院を建てて、顧みられない人々に手を差し伸べる宣教師や修道士たちの働きは、民衆の心を動かすものがありました。
では、日本にまでやってきたそのクリスチャンたちを動かしてきた原動力、それはいったい何だったのでしょう。それは、神の愛との出会いでした。イエス・キリストの全生涯を通して示された神の愛が、時代を超えて人々の心を動かし続けています。神の愛は決して一か所に閉じ込めておくことができません。また、閉じ込めておくべきものでもありません。神から愛された人は、その愛を伝えるようにと遣わされます。
今日の聖書の言葉「わたしたちが愛するのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからです。」ヨハネの手紙一 4章19節