あさのことば 2019年12月12日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(草加松原教会牧師)

川杉安美(草加松原教会牧師)

メッセージ: 身代わりのキリスト



 ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
 イエス・キリストの誕生をお祝いするクリスマスが近づいています。イエス・キリストの「キリスト」というのは、もともとは名前ではありません。三つの仕事を持っていることを意味する言葉です。イエス様はその三つの働きをするためにこそ、地上に生まれてくださったと言えるのです。

 三つの仕事のうちの一つは、罪を犯した人間のために、神様から赦しをいただくための働きです。イエス・キリストは、人々のために神様から赦しをいただきました。どのようにして人々のために、神様から赦しをいただいたのでしょうか。十字架によってです。

 イエス・キリストの十字架のことを聞いたり絵や何かで見たりしたことがあるでしょうか。十字架は、本来、私たち人間が受けるべき罰でした。けれどもイエス・キリストが十字架で代わりに罰を受けたので、私たち人間が罰を受けないですむようになったのです。そのようにして、神様から赦しを得るようにしてくださいました。

 神様からの赦しを受けるというのは、別の言い方をすると、神様と和解できるということです。神様となんのわだかまりもなく、親しい関係でいられるということです。いつでもどこでも、神様に自由にお祈りができます。神様から必要な恵みをいただきます。死んだ後も、神様と共にいることができます。全知全能の神様が、いつも味方になっていてくださるのです。そのことが本当だからこそ、キリスト教はこのように時代を越え、国を越え、世界最大の宗教として広がっていったのではないでしょうか。

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