ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
クリスマスを迎えようとしているこの時期、イエス・キリストに思いをよせたいものです。
イエス・キリストの誕生に関して、新約聖書フィリピの信徒への手紙2章では、キリストは神でありながら、人間と同じ者になったと言っています。それで、正統的なキリスト教では、イエス・キリストは神様でありかつ人であると信じています。イエス・キリストは神様なので、イエス・キリストを知ることによって、まことの神様が分かります。神様なので、決して間違いや失敗がありません。イエス・キリストの教えはそのまま神様の教えとして受け入れられます。
そして、神様であると共に人となってくださいました。何のためでしょうか。人間の悲しみ、弱さ、労苦などを自ら経験して、心から同情し理解することができるためです。何よりも、人間の罪を背負って、人間の身代わりに十字架で裁きを受けるためです。つまり人間を救うために、どうしても人となる必要があったのです。
もともと神様であったお方が、人となって生まれたのは、人間の救いのため、私たちの救いのためだったのです。ですから、イエス・キリストがお生まれになったこと自体、人間を救いたいという神様の愛、憐れみ、恵みの表れなのです。
クリスマスには、プレゼントをします。何よりも父なる神様が、人となったイエス・キリストという、このうえないプレゼントを与えてくださったのです。それをお祝いするのがクリスマスです。