ごきげんいかがでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
「キリスト教とは何ですか」と問われたときに、ひと言で答えよと言われたら、何と答えたらいいでしょう。あるキリスト教の学者は言いました。「キリスト教とはキリストです。」
これは的を射た表現だと思います。キリスト教を知るためには、イエス・キリストを知らなければなりません。そして、イエス・キリストを知る方法は、今日では聖書によります。イエス様が地上におられたとき、イエス様御自身も、ユダヤ人に対して言われました。「あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。」新約聖書ヨハネによる福音書5章39節です。
ときどき、イエス・キリストと関係なく、聖書の教えを格言か人生訓のように用いる人がいます。反対にイエス・キリストのことを聖書と関係なく、宗教的偉人のように理解する人もいます。しかし、聖書を正しく理解するなら、イエス・キリストを正しく知るようになるはずなのです。その場合、イエス・キリストを知るというのは、知識として知るということではありません。
新約聖書ペトロの手紙一 1章8節に、こうあります。「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。」これがキリストを知るということなのです。そのようにキリストを知ることができるのです。この喜びに、あなたも招かれているのです。