おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。新所沢教会の長田と申します。
教会ではよく、イエス様のことを「主イエス」とお呼びします。「主」という呼び名、肩書きは教会ではよく使われますが、教会以外ではほとんど使われない言葉かもしれません。日本語でも元々の聖書の言葉である、ギリシア語、ヘブライ語でも、「主」という言葉は「主人」という意味を表す言葉です。「主人」という言葉も人によって、時代や社会によって色々な意味を持つことばかもしれません。
多少理想化しているかもしれませんが、「主人」とは私たちの上の立場に立ち、私たちを治め、私たちを従わせ、同時に私たちを守り、その生活や命を支える恵みを与える存在です。イエス様というお方が、そういう立場のお方であることが表現されています。さらに聖書ではそれ以上の意味が込められています。
旧約聖書において、唯一のまことの神様のお名前は「ヤハウェ」と記されます。しかしユダヤの人々は、そのお名前を直接呼ぶことをはばかって「アドナイ」という言葉で言い換えました。これがまさに「主」と訳される言葉です。
新約聖書はその言葉を訳して、神様を「主」と呼びました。その呼び名が、そのままイエス様の呼び名、称号として用いられています。つまりイエス様が「主」と呼ばれることで、旧約聖書において唯一のまことの神様と呼ばれるお方そのものであることが、表明されているのです。聖書に教えられている主イエスを信じましょう
聖書をお読みいたします。「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。」(ローマ10:9)