おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。新所沢教会の長田と申します。
アドベントの時期、イエス様がお生まれになったときの聖句を読んでおりますと、時々「ダビデの子」という呼び名が出てまいります。ダビデは、イエス様の国イスラエルの二人目の王であり、彼の後のいわゆるダビデ王家の祖となる人物です。
「ダビデの子」は王の称号でした。聖書には神様が「私は彼(ダビデ)の王国の王座をとこしえに堅く据える」(サムエル下7:13)と約束してくださっていることが記されております。けれどもユダ王国もやがて、その罪の結果滅ぼされ、王国は消滅いたしました。神様の約束は破れてしまったのでしょうか?そうではありません。
イスラエルの国、ユダ王国は失われてしまいましたが、神様が「ダビデの子」に約束した力は失われておりません。その力を持たれる方が、イエス様なのです。イエス様は王様ではなく、領土も兵隊も持っておりません。けれども、イエス様はこの世のすべての力、すべての権威の上に立つお方です。目に見えるものも見えないものも、私たちでは対抗できないあらゆる力も、「ダビデの子」であるイエス様の支配の下にあります。その方に頼ることができるから、私たちは安心してイエス様に頼れるのです。
聖書をお読みいたします。「神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。」(エフェソ1:22)