ごきげんいかがでしょうか。新所沢教会の長田と申します。
聖書が語っている、イエス様の呼び名について見てまいります。
ヨハネによる福音書で、イエス様がそのお姿を見せましたとき、洗礼者ヨハネはイエス様を指して「神の小羊だ」と呼びました。羊は、イエス様の時代、ユダヤの国の人たちにとってはとても身近な動物でした。日常生活においても様々な用途に使われておりましたが、何よりも、神様に献げる献げ物として羊がよく用いられていました。
神様への献げ物は、私たちの罪を償うため、清めるために必要な犠牲でした。私たちは日々罪を犯しており、その罪のために神様に近づくことさえできないものになっています。犠牲の小羊を献げることによって、私たちの罪をきよめ、神様に近づき、神様の恵みを受けることができるように回復する。それが犠牲の小羊です。
現実の羊は、私たちが日々犯す罪、その根本にある私たちの罪をすべて清める物とはなれません。完全なる犠牲、私たちの罪を取り除くための「神の小羊」が必要なのです。まさにイエス様こそ、この「世の罪を取り除くための神の小羊」です。イエス様によって、私たちは私たちの罪を完全に取り除いていただけるのです。
聖書を読みます。「キリストは…御自身の血によって、ただ一度聖所に入って永遠の贖いを成し遂げられたのです。」(ヘブライ9:12)