玉井宣行（所沢ニューライフ教会牧師）

メッセージ： 仕事とメンタルヘルス

　ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
　私がサラリーマンだった時、同じ部署にＡ君がいました。ある時上司から難しい仕事が飛び込みました。Ａ君は一生懸命に取り組みました。しかしその難しさを乗り越えることができませんでした。上司からチェックが入るたびに、Ａ君の表情は曇っていきました。そしてある日、会社に電話がかかってきました。「今日は体調が悪いので休みます」と。それ以来Ａ君は会社に出勤できなくなりました。

　その部署のメンタルヘルス担当だった私は、会社の産業医に相談しました。すると彼は、Ａ君が以前にも体調を崩したこと、半分はＡ君自身の未熟さが原因であることを説明してくれました。別れ際にその産業医は私に言いました。「君もあの上司には気をつけろよ。うまくやれよ」と。私はその時、もっと心の奥底に響く言葉が必要であることを痛感しました。

　今牧師になって思うことは、現場で苦しんでいるサラリーマンに、主イエスという神様を知っていただきたいということです。上司にも同僚にも相談することができず、産業医からも厳しい言葉をかけられるとするならば、人間の横のラインに救いを求めることは困難です。

　主イエスという神様は聖書の中で語っています。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ11:28)と。主イエスだけがあなたの心の奥底の声に必ず応えてくださいます。