ご機嫌いかがですか、ひたちなか教会牧師小林義信です。
本日のみ言葉は、ルカによる福音書5章31節から32節です。「イエスはお答えになった。『医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。』」
悔い改めるとは「反省する」と言うことではありません。よく冗談で「反省なら猿でも出来る。」と言われています。
聖書では、「悔い改める」「神に立ち帰る」という言葉が頻繁に出て参ります。これは天地創造の時、神の似姿に造られた最初の人アダムが、神との約束を破ってしまい、罪に堕ちたことによって、そこから生まれた者は神から離れると言う罪を持つ者となってしまいました。そのことを悲しまれた神は、人々に神のみ言葉に従い、神の御心に立ち帰れとおっしゃったのです。
罪とは「神という的を外す」と言う意味であり、悔い改めとは「向きを変える・方向転換をする」と言う意味であります。つまり、単に自分の行いを反省するだけでなく、自分の心を正しい方向に向けなおし、具体的に自分の生き方を変えて、神のみ言葉に従って歩むことが「悔い改め」なのであります。