おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
私は地域の少年たちにサッカーを教えているのですが、よく子ども同士のけんかがあります。そしてけんかをする時はたいてい、両方の子に言い分があります。「A君がボールをぶつけてきた。」「練習中によそ見をする方が悪いんだ。」なるほど、両方の子とも、それぞれ聞くべき主張点があるわけです。しかし残念なのは、これらの主張は両者とも歩み寄ることは無い。主張すればするほど互いに心の傷を深めていくのです。
聖書は、「人をさばくな」と教えます。それは、単なる人への心配りからではなく、人の愛はそれだけ乏しいからです。そして神の愛はそれだけ完全なのです。神は本当に憐れみ深い方です。この方の教えに照らして自分を顧みたならば、自分が他人をさばくことなど出来るはずがありません。
人をゆるすこと、これは本当に難しいものです。だからこそ、聖書に基づいた教えであることを知っておきたいのです。イエス様の愛に基づいて、自身の中にある善と悪を見分け、て歩みたいと思います。