小堀昇（花小金井教会牧師）

メッセージ： 人生の夜を超えて

　皆さんお元気にお過ごしですか。私は西武新宿線花小金井駅南口徒歩7分、グリーンロード沿い、花小金井教会牧師の小堀昇と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

　さて、ニコデモは「夜」イエス様のもとに来ました。この御言葉から、私達は誰にでもある人生の「夜」、それについて考えさせられます。「夜」という御言葉は、旧約聖書以来、暗黒の支配を意味する御言葉として象徴的に用いられてきました。ニコデモは確かに、人目を避けて、「夜」イエス様のもとに来ました。しかし、この「夜」という御言葉は、また彼の心の中にある、暗黒をまた、表しているのではないでしょうか。

　ニコデモはお金持ちでした。ユダヤのサンヘドリンという70人議会の議員でした。ファリサイ派というユダヤ教の一派に属して、精神的にも、文化的にもエリートでした。外見から見るならば、何の不自由もない生活をしているように見えました。しかしそんな彼が、ナザレの村の大工の出身、大学にも行った事がない、イエスのもとに来て教えを請うほど、彼の心の中は暗黒に満ちていたのです。

　それは、死という暗黒がひとつあるでしょう。ある男の人は、大海原に浮かぶ船の甲板の上、手すりに寄りかかりながら言いました。「私と死の間には、わずか15cmほどの距離しかない…。」もし、手すりが折れて海に落ちたら、彼は死んでしまったのでありましょう。死はいつも私達の隣りにあります。でもイエス様はその死に打ち勝って、イエス様は、あなたに永遠の命を与えてくださるお方です。

　1回だけの人生80年、29200日。イエス・キリストを信ずるときに、あなたも死を超えた、永遠の命をご自分のものとすることができます。どうぞあなたも、イエス様を信じてください。