おはようございます。今月この番組を担当します、仙台教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
早いもので今年も最後のひと月となりました。この12月は師走とも言われ、日本中が大忙しといった感じです。そもそも師走という言葉は、お坊さんが走り回るほど忙しいというところからできたようですが、キリスト教会の牧師たちも大忙しです。それは今月、クリスマスがあるからです。
クリスマス。今や誰もが知っている年末の一大イベントですが、これは単なるお祭りではありません。それは聖書の主人公とも言うべき、イエス・キリストの誕生をお祝いする時です。そしてなぜこのときが重要なのかといいますと、イエス・キリストこそ私たちが本来の人間として豊かに生きる鍵となるお方だからです。
私たちは生き生きと過ごしたいと願いつつも、自分の内にも外にもそれを邪魔するものがあります。それが罪の力です。イエス・キリストはこの罪を解決するためにこの世へと現れました。その存在の全てをかけて、この罪を打ち破り、これに打ち勝つ喜びを私たちに示してくださいました。だからこそ、全世界でお祝いする価値があるのがこのクリスマスです。このひと月があなたにとって素晴らしい時となりますよう祈っています。
聖書の言葉を紹介して結びます。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネによる福音書3章16節