
石原知弘(東京恩寵教会牧師)
メッセージ:神さまが豊かにしている人たちのために
おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
セルフレジが置かれているお店が増えてきました。自分で商品を機械に「ピッ」とかざし、支払いをします。便利ですが、心配にもなります。「ピッとするふりだけして、お金を払わない人もいるのではないか」…便利な分、一人ひとりのモラルが問われています。
クリスチャンの生き方を教えてくれる「十戒」の第八戒には、「盗んではならない」とあります。お店や他の人のものを勝手に自分のものにしてはいけない、ということは、昔も今も変わりません。
旧約聖書の時代には、牛や羊といった家畜を盗むとか、人を盗む誘拐ということも、よくあったようです。今も万引きや強盗といった犯罪がありますが、今日の社会では、「物を盗む」というだけではなく、「情報やアイデアを盗む」といったことも、巧妙な仕方で行われています。
私たちには、何でも自分のものにしたい、という思いがあります。しかし、すべては神さまのものです。そして、神さまは、私たちそれぞれにふさわしい分を与えて、豊かにしてくださいます。この神さまの恵みを知ることが、盗みへの誘惑を断ち切る秘訣です。
そして神さまは、「人から盗まない」というだけではなく、「人に与える」ということを期待しておられます。「盗んではならない」という戒めは、神さまがすべての人を豊かにしてくださるということを信じて、自分でもそのことを実践していくための教えです。
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