豊川 慎(湘南恩寵教会信徒説教者)
メッセージ:仕えられるためではなく仕えるために
おはようございます。湘南恩寵教会の豊川慎です。
マルコによる福音書10章45節に、主イエスの言葉としてこうあります。「人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を捧げるために来たのである」。
「人の子」というのは、主イエスが自分のことを指して用いた言葉です。自分は仕えられるためではなく、仕えるためにこの世に来た、と言われます。それは、十字架における死によって、罪に捕えられ、支配されている私たちを、その罪から解放するための身代金として、自分自身のいのちを献げるために、この世に来たのだ、というのです。
十字架にかかって死んで下さるという仕方によって、私たちは罪を赦され、罪の支配から解放されるのです。その恵みを受け入れる時、感謝の応答として他者に仕えていく生き方へと、私たちは変えられていくのです。
主イエスご自身が、病に苦しんでいる人々を癒し、愛の手を差し伸べて仕える者となり、その愛の奉仕を通して、神の国の福音を述べ伝えられました。イエス・キリストは、人間の罪を贖い、人と神とを和解させるために、この世に遣わされました。それが、「仕えられるためではなく仕えるために」ということの意味です。
主イエス・キリストが、「仕えられるためではなく仕えるために」、私たち一人一人のために、奉仕の模範を示してくださったように、私たちもまた、神と人に仕える生き方をしようではありませんか。
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