10月7日(火) エゼキエル48章
都の周囲は一万八千アンマである。この都の名は、その日から、「主がそこにおられる」と呼ばれる。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書48章35節
主なる神は、最後にイスラエルの十二部族の土地の割り当てをエゼキエルに示します。既に北イスラエル王国は滅び、南ユダ王国も滅亡しました。イスラエルの十二部族は土地を失いました。しかし、将来、新しい神殿が建てられます。神殿を中心として国が再建されるとき、失われた十二部族は再び土地を与えられます。土地を与えられる者の中には、イスラエルの間で子をもうけた外国人も含まれていました。
土地は、北はダマスコとの国境から南はパレスチナの南部地域です。エルサレムから北に七部族、ダン、アシェル、ナフタリ、マナセ、エフライム、ルベン、ユダの割り当てが示されます。そしてエルサレムの南に五部族、ベニヤミン、シメオン、イサカル、ゼブルン、ガドが続きます。新しい都の門は、北、東、南、西に各三つずつあり、各々の門に部族の名がつけられています。その日からこの都は「主がそこにおられる」と呼ばれます。
ヨハネの黙示録には、完成した神の国の幻が描かれています。都の門には十二部族の名が、城壁の十二の土台には十二使徒の名が刻まれています。その都には神殿はなく、神と小羊が神殿です。その都を望み見て、私たちも主が共におられる礼拝を重ねています。
【祈り】
主なる神様、教会も主がそこにおられるとの名を帯びています。主が共におられるからです。アーメン