リジョイス聖書日課

ルカ16章19-31節 聖書があれば救いを知るに十分

放送日
2025年9月28日(日)
お話し
小堀 昇(花小金井教会牧師)

9月28日(日) ルカ16章19-31節

「もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカによる福音書16章31節

 「神がいるなら、見せてください。そうしたら、信じます」。伝道すると、このような言葉が返ってくることがあります。けれども、主イエスは言われました。もしも、聖書が明確に示している福音に耳を傾けないのなら、死からよみがえった者が現れ、何を言ったところで、その人は信じないだろう、と。

 そして実際、そのとおりでした。三日目に主イエスは復活し、その墓は空だったのに、買収された兵士たちは、弟子たちが夜中にイエスの遺体を盗んだのだと嘘を流しました。

 主イエスは、聖書に書いてあるとおり、私たちの罪のために死に、葬られ、三日目に復活し、ペトロに現れ、その後十二人に現れ、次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました(1コリ15章3〜6節参照)。

 主イエスの復活は、多くの証人を伴う事実であるにもかかわらず、依然として信じない人はおり、「その話は、また今度聞くことにしよう」と、あざ笑う人もいました。時代が移り、文明が進歩しても、人間の本性は、依然として何も変わっていないのです。

 御言葉をとおして、そして御言葉と共に働く聖霊の助けにより復活の主イエスに出会い、「わたしの主、わたしの神」と告白する者でありたいと思います。

 【祈り】

 神様、素直に御言葉に信頼し、主イエスがくださる救いを、感謝して受け取り続けることができますように。