リジョイス聖書日課

エゼキエル40章 新しい神殿の幻見るエゼキエル

放送日
2025年9月25日(木)
お話し
小峯明(船橋高根教会牧師)

9月25日(木) エゼキエル40章

神の幻によって、わたしはイスラエルの地に伴われ、非常に高い山の上に下ろされた。その南側に都のように建設された物があった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書40章2節

 これまで預言者エゼキエルに示された幻は、神の裁きを示すものでした。彼は都が破壊され神殿から神の栄光が去ることを預言しました。そして、後に都も神殿も破壊され、瓦礫になりました。

 しかし、神は、再び新しい神殿を建てることをエゼキエルに幻で示されます。それは彼が捕囚になってから二十五年、エルサレムの都が破壊されてから十四年目(紀元前573年)のことでした。

 神は彼を幻の中でイスラエルの地に連れていき、非常に高い山の上に立たせ、都をお見せになります。今ならドローンの映像を見るかのような情景かもしれません。山の南側には都のように建設された建物がありました。主がそこに彼を連れていかれると、姿が青銅のように輝いている一人の人が門の傍らに立ち、彼をその建物に案内します。その人は麻縄と測り竿を持ち、エゼキエルを導き神殿を測量していきました。そして、その内部を案内し、それを書きとめるように命じました。新しい神殿は周囲を壁で囲まれ、東の門、北の門、南の門と三方の門から入る構造です。

 神殿の再建は、神によるイスラエルの民の再生を意味しています。神は、堕落した民の罪を赦し、約束の地に神の民を連れ戻してくださいます。

 【祈り】

 神様、裁きが終わり、新しいことが始まります。希望は神のご計画の中にあることを覚えさせてください。