9月7日(日) ルカ14章25-33節
「自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ルカによる福音書14章27節
大勢の群衆が、主イエスについてきました。途方もない人数だったことでしょう。主イエスの言葉や、主イエスの奇跡を見て、自分も願いを叶えてほしいと思ったのでしょうか。
しかし、主イエスは、群衆と弟子は、全く違うとおっしゃいます。神を第一に愛し、自分の命が神の御手の内に在ることを信じて、自分の十字架を背負って神に従うこと。これが主イエスの弟子の条件であり、全てに勝る価値があると教えられたのです。
主イエスは、収税所にいたレビに、「わたしに従いなさい」と言われましたが(5章27節)、主イエスによって癒された男性が、お供したいと願うと、「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい」(8章39節)と言われました。
ある人が、自分の十字架があまりにも重いので、ポンと放り出して、さまざまな形と重さの十字架が置いてある中から、自分に合うものを探し始めました。これも違う、あれも違う…。そして遂に、自分にぴったりの十字架を見つけて大喜び。すると、それは、彼が放り出した自分の十字架だったのです。一人ひとりが、神から与えられた「自分の十字架」を担うのです。
【祈り】
神様、あなたがわたしにお与えくださった十字架を担って歩めますように、きょうもわたしを支えてください。