小堀尚美(花小金井教会信徒説教者)
メッセージ:日日草に寄せて
おはようございます。日本キリスト改革派花小金井教会の小堀尚美です。
夏を彩る花の一つに、「ニチニチソウ」があります。初夏から秋まで、次々と、日々新しい花を咲かせ続ける様子から、付けられた名前だそうです。「日日草」…一日一日の草、と書きます。
小学校低学年の夏休みに、絵日記の宿題が出たのですが、毎日プールに通うのが楽しくて忘れてしまい、何日分も溜めて、夏休みの最終日に、たいへん苦労した思い出があります。しかも、その絵日記には、天気を書き記す欄があり、こればかりはまったくお手上げでした。やはり、日記は毎日書くから日記なのだと、痛感した思い出です。
最近は高齢化が進み、物忘れや認知症という言葉をよく耳にします。昨日の出来事や、ついさっきの事が思い出せない。けれども、今、この瞬間は、見て、考えて、感じて、語り合い、笑い合うことができるのです。
旧約聖書の詩編には、「これは主が設けられた日。この日を楽しみ喜ぼう。」(詩編118:24・新改訳2017)とあります。また、新約聖書のマタイによる福音書には、「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」(マタイ6:34・新改訳2017)とあります。
神様が創り、私たちにくださったこの日を、今という瞬間を、立ち止まって、慈しむひとときが、どうぞあなたに与えられますように。
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