小堀尚美(花小金井教会信徒説教者)
メッセージ:雷の思い出
おはようございます。日本キリスト改革派花小金井教会の小堀尚美です。
夏の風物詩と言えば、雷ですよね。子供の頃、「雷におへそを取られるよ」と言われ、おへそを手で隠したことはありますか。こうして背中を丸め、安全な姿勢を取らせるために、「雷にへそを取られる」と、子供たちに教えたのだとか。
小学生になると、雷を例に、光と音の速度の違いを習いました。光は、秒速約30万キロメートル、驚くべき速さです。一方、音は、秒速わずか340メートルです。30万キロメートルと340メートルの差ですから、雷がピカッと光ってから、ゴロゴロと音が鳴るまでの時間が長ければ長いほど、雷は遠く、逆に、雷が光ってすぐに鳴るなら、ごく近くに雷が落ちた、ということになります。
この説明を聞いた時に、私はとても感動しました。雷の中に、数学が隠されていたのですから。自然界に多くの法則があるからこそ、農業や医学、建築、芸術などが発展するのですね。
かの有名な宗教改革者ルターは、野原を歩いていた時に、激しい雷が足元に落ち、「神様、助けて下さい、修道士になりますから!」と叫んだそうです。これが、彼の回心のきっかけだったのです。
聖書は、「天は神の栄光を物語り 大空は御手の業を示す。」(詩編19:2)と語り、天も地も、全てを創造された神様のすばらしさを語っています。大自然の背後に、偉大な創造主なる神を想う夏となりますように。
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