小堀尚美(花小金井教会信徒説教者)
メッセージ:安全なレジャーを
おはようございます。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。日本キリスト改革派花小金井教会の小堀尚美です。
夏と言えば、レジャーですね。山や海、川に遊びに行き、キャンプを楽しむ方々もおられるでしょう。日本は温暖な気候で、四季の移り変わりがあり、昔から風情のある短歌や俳句が生まれました。自然と調和し、穏やかで美しい自然と、共存してきたのです。ですから、自然に対して無防備で、残念ながら、夏のレジャー先での事故のニュースが絶えないのでしょう。安全に気を付けて、レジャーを楽しみたいものです。
さて一方、聖書に出てくるパレスチナ地方の自然は厳しく、ごつごつした岩や谷間、干ばつなど、自然は戦う相手でもありました。旧約聖書の詩編23編は、緑の草が一面に生え揃う日本の牧場とは違い、大きな岩石、谷や崖のある砂地、獣にも遭遇するような場面を背景に、謳われたものです。
そして、私たちの人生の旅路は、こちらに似ているのではないでしょうか。「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ 憩いの水のほとりに伴い 魂を生き返らせてくださる。」(詩編23:1-3)たとえ私たちが、一面の砂原を行く時にも、羊飼いは、岩陰に青草の生えている場所をご存じで、そこに導いて下さるのです。
私たちが渇いた地を行く時にも、羊飼いは、湧き水の場所をご存じで、私たちの渇きを潤して下さいます。暑い日が続きますが、私たちの心の飢え渇きを癒される羊飼いイエスに導かれて、歩んでまいりましょう。