あさのことば

神に愛されている

放送日
2025年8月1日(金)
お話し
木村恭子(川越教会牧師)

木村恭子(川越教会牧師)

メッセージ:神に愛されている


 いかがお過ごしですか。川越教会牧師、木村恭子です。
 今週は、「人」について、いろんな角度から考えてきました。最後は、「金子みすゞ」という人の詩を紹介します。

 『私と小鳥と鈴と』
 私が両手をひろげても、
 お空はちっとも飛べないが、
 飛べる小鳥は私のように、
 地面(じべた)を速くは走れない。

 私がからだをゆすっても、
 きれいな音は出ないけど、
 あの鳴る鈴は私のように、
 たくさんな唄は知らないよ。

 鈴と、小鳥と、それから私、
 みんなちがって、みんないい。(新装版「金子みすゞ全集」Ⅲ)

 「みんなちがって、みんないい」、うれしい言葉です。人間は一人ひとり、神に造られ、神の霊が吹き入れられ、そして神に愛されている存在。この世界でたった一人の特別な人。

 聖書の言葉を二か所お読みします。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)「世を愛された」は、あなたを愛している、ということ。神があなたを愛し、御子の十字架を通して、永遠の命、神との深い交わりへと招いておられます。

 もう一か所、「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」(1ヨハネ4:10)

 神の愛を受け止め、永遠の救いの中へと入れていただきましょう。

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