木村恭子(川越教会牧師)
メッセージ:違いがあるけれど
いかがお過ごしですか。川越教会牧師、木村恭子です。
教会の庭に、煉瓦で囲った細長い花壇があります。春先には、そこにパンジーとビオラの苗を植えます。植えたばかりの頃は、大振りのパンジーが立派に見えます。ところがしばらくすると、ビオラが成長し、どんどん増え広がります。
ビオラが咲き誇ると、大輪のパンジーは劣勢。勢いに圧倒され、花も小さくなっていきます。ですが、花壇全体は、微妙にバランスが取れて美しいのです。そんな花壇を見ながら、こんなことを考えました。人はみな、違います。わたしたちは、その違いで人の優劣をつけたり、自分が劣等感をもつこともあります。
しかし、神の目から見たらどうでしょう。聖書には、人を体の部分に例えた教えがあります。「だから、多くの部分があっても、一つの体なのです。目が手に向かって『お前は要らない』とは言えず、また、頭が足に向かって『お前たちは要らない』とも言えません。」(1コリント12:20-21)
パンジーとビオラのように、人にも違いがあります。でも、違いがある一人一人が共に生きるからこそ、変化があっておもしろいし、楽しい。違いがある一人一人が共に生きているからこそ、互いの足りないところをカバーしたり、助け合うこともできる。
プラス思考で、違いを楽しむ心のゆとりを持ちたいなあと思うのです。
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