あさのことば

「人」は神のかたち

放送日
2025年7月28日(月)
お話し
木村恭子(川越教会牧師)

木村恭子(川越教会牧師)

メッセージ:「人」は神のかたち


 いかがお過ごしですか。川越教会牧師、木村恭子です。
 今朝は、人間の創造について、特に「神のかたち」についてお話しします。

 聖書は、人の創造をこんな風に記しています。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。」(創世記1:26-27)

 では、「人」のどこが、神のかたち、神に似ているのでしょうか。ヒントは、創世記2章7節「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」ここで「息」と訳されている言葉は、「霊」とも訳せる言葉で、人には、神の息、神の霊が吹き入れられているのです。そしてそれが、「神のかたち」であり、「神に似たもの」と言われる理由です。

 しかし人は、造り主である神に背を向け、自分の意志に従って歩み、神から離れました。それが人間の堕落、罪の状態です。人の心に罪が入り込んだとき、人の中の神のかたちはゆがみ、傷つきました。でもそれでも、まだ人の中に、神のかたち、神の霊は残り続けています。

 あなたの中にも、私の中にも、神の霊が宿っているのです。だから、「人」は神にとって、特別で、大切な存在なのです。

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