あさのことば

神様のお名前を大切に

放送日
2025年6月30日(月)
お話し
小峯明(船橋高根教会牧師)

小峯明(船橋高根教会牧師)

メッセージ:神様のお名前を大切に


 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
 「困った時の神頼み」という言葉があります。

 確かに、わたしたちは、自分の力で解決できない課題に直面すると、何か神々に解決を願うかも知れません。神々を信じていない人々でも、解決を自分の心で念じるような思いにもなるでしょう。それでは、問題が解決したらどうするでしょうか。喉元過ぎれば熱さ忘れ、祈ったことも願ったことも、忘れてしまうかもしれません。困ったことが無くなると、わたしたちは祈らなくなるでしょう。

 しかし、キリスト教では、困った時には助けを祈り、解決すれば感謝して祈り、特に何事もなく日常が続く時にも、感謝して祈ります。いつでもお祈りをして過ごしています。祈りは、礼拝でもありますので、日曜日には教会で礼拝し、ウイークデイには、朝や夜に、それぞれ適当な時間を設けて祈っています。

 イエス様が弟子たちに教えた祈りを、「主の祈り」と呼んでいます。そこでは、最初に「御名が崇められますように」(ルカ11:2)との願いが教えられています。「御名」とは、字を見れば分かりますが、聞いただけではピンとこないかも知れません。「お名前」という意味です。

 名前に「御」という尊敬の言葉をつけて、「御名」と書かれていますが、もともとの言葉では、「あなたの名」と書かれています。「あなた」は神様ですから、「神様の名前が崇められるように」ということです。それは、神様の名前があまねく世界の人々に認められて、受け入れられて、感謝と賛美がなされるように、との祈りです。

 祈りや願いというと、わたしたちは、自分の必要しか考えないと思います。わたしの健康、わたしの財産、わたしの幸せを願うでしょう。それも大切な願いですが、それを保証し、与えてくださるのは、神様です。神様に心を向けて見ませんか。聖書の神様は、わたしたちが信頼して願うことができるお方です。

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