6月12日(木) 士師16章
そこでサムソンは、「わたしの命はペリシテ人と共に絶えればよい」と言って、力を込めて押した。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』士師記 16章30節
サムソンは、またもデリラという女性に恋をします。
ペリシテの領主たちは、サムソンの力の秘密を知ろうと、デリラに近づき大金を約束し、デリラはこれを受け入れました。デリラは、どうすればあなたを縛り上げて苦しめられるか教えてほしいと願いますが、彼はその秘密を教えません。
サムソンは三度嘘をつきます。弓弦七本、新しい縄、最後はサムソン自身の髪の毛を機織り機の糸に織り込めばよいと言いました。デリラがサムソンを縛ったところにペリシテ人たちが捕らえに来ますが、彼は、そのたびに主の霊を受けて縄を簡単に切ってしまうのです。
しつこく願うデリラに、ついに彼は、ナジル人のしるしとしてかみそりを当てたことのない髪の毛をそればよいと明かしてしまいます。デリラは彼が寝ている間に人を呼び、すべての髪をそりました。彼は力を失い、捕らえられて目をえぐりだされ、牢屋で粉を引かせられました。彼は見世物としてダゴンの神殿に引き出されますが、実は彼の髪の毛は伸び始めていたのです。サムソンは力いっぱい柱を押し、神殿は崩壊しました。サムソンは自らの命を犠牲にして、敵に報復しました。
神は、独り子イエスの命により信じる人の罪を赦してくださいます。
【祈り】
神よ、主イエスを信じる私たちを敵をも愛する愛に生かしてください。