川栄智章(せんげん台教会牧師)
メッセージ:聖霊様の働き
いかがお過ごしですか。せんげん台教会の川栄智章です。
ある人が、「聖書には何が書かれているの?」と質問するなら、キリスト教会は、次のように答えるでしょう。「聖書には、イエス・キリストの救いについて書かれています。旧約聖書には、やがて来られる救い主メシアが指し示され、新約聖書には、メシアが御自身の民のために贖いを成就された御業について書かれています。」と。
それでは、イエス様が十字架に死なれ、復活し、天に昇られた後に降臨した聖霊様とは、何をされるために来たのでしょうか。初めに、聖書には、聖霊様の自己主張が一切書かれていない、ということに注目してください。
聖霊の働きとは、二千年前にイエス様が獲得されたすべての贖いの恵みを、御自身の民である教会に、一つ一つ適用してくださることであります。
イエス様の十字架の死とは、本来、罪人の私が受けなければならない罪の刑罰でありました。イエス様が律法の規範に服従されたことは、本来、神の被造物である私が、神の栄光のために守るべき服従でありました。イエス様が、目に見えない父なる神に信頼し、成就してくださった従順の証しは、本来、神の子である私が成就すべき従順の証しでした。
もし、交わりの霊である聖霊がいなければ、二千年前のイエス様の贖いの御業と、私たち教会の間には、何の関係もなくなってしまうことでしょう。
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