リジョイス聖書日課

ヨハネ14章15-21節 慰め主なる聖霊よ、来てください

放送日
2025年6月8日(日)
お話し
橋谷英徳(関キリスト教会牧師)

6月8日(日) ヨハネ14章15-21節

「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。」

日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書14章18節

主イエスこそ、喜び、希望、慰めです。辛いことや悲しみに満ちている中でも、主が共にいてくださるなら私たちは支えられます。けれども今、私たちは主イエスをこの肉の目で見、その肉声を聞くことはできません。私たちは弱く、貧しく、罪深いのです。どうしたらよいのでしょうか。

 途方に暮れる私たちに、主イエスは語りかけてくださいます。わたしは「別の弁護者を遣わ」すと。「弁護者」とはすぐ傍らにいて支え、慰めを与えてくださる存在を意味します。主がここで語られるのは聖霊のことです。「別の」とは「代わり」ということではありません。それは慰めにはなりません。親しい友人から、転居することになって「また別の友人が来てくれるよ」と言われてもちっとも慰められないでしょう。

 主もそのことをご存知で、「わたしはあなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る」と言われます。聖霊は主イエスと一つです。聖霊において主イエスご自身が私たちの傍らにいてくださいます。私たちは祈り、御言葉に聞くこと、信じることによって、主がすぐ傍らにいてくださることを知らされ、慰められます。同時に、この御言葉は罪の赦しの言葉です。十字架の赦しのゆえに、このように語られ、今もすぐ傍らにいてくださるのです。

 【祈り】

 主イエスよ、聖霊においてあなたが共におられることを感謝します。

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