玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)
メッセージ:神による自己実現とは
ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
私たちには、人に認められたいとの欲求があります。私たちの自己実現の思いは、この欲求から来るものだと思います。この自己実現の思いによって、私たちはチャレンジし、成長していきます。
キリストは、聖書の中で語りました。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」(マルコ8:34)と。キリストが教えている「自分を捨てる」とは、自分がなくなるということです。自分の十字架を背負うとは、人生の苦難の中で、自分の無力さを知るということです。キリストは、自己実現とは正反対の自己否定を教えているのでしょうか。
自分の無力さを知らされた人間には、二つの選択があります。一つは、諦めるという残念な選択です。しかしもう一つは、無力な自分に神が働いて、人間の力をはるかに超える神の力によって、自分を神に用いていただくという選択です。
自分の持っている小さな才能を神に献げて、神に用いていただく時、私たちは、予想することもできない力によって、神に生かされるのです。自分の力が本当に弱いと感じる時こそ、神は、その人の才能を豊かに用いてくださるのです。本当の自己実現とは、神の大きな力でその人が用いられるという「神による自己実現」なのです。
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