3月4日(火) 申命記28章
あなたがあなたの神、主の御声に聞き従うならば、これらの祝福はすべてあなたに臨み、実現するであろう。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記27章8節
私たちの信仰生活にとって、神の祝福は単なる幸運や成功を超えた、深遠な意味を持っています。きょうの聖書箇所は、私たちが主の声に聞き従うならば、神の祝福が私たちに臨むと約束しています。しかし、ここで語られる祝福は、物質的な成功や一時的な幸運ではなく、神との深い交わりの中で経験する、永遠の平安と喜びです。
聖書は、救いが神の恵みと選びによって与えられることを教えていて、私たちには、それに応答する従順な心を持つことが求められています。この御言葉が語られたのは、既に神の救いの御業を体験した人びとと、その子孫たちに向けてです。彼らが神との正しい関係を保ち続けるためには、神の御声に日々耳を傾け、御心に従って生きる姿勢が不可欠でした。
後半には、神に従わない場合の呪いが詳しく述べられていますが、神が積極的に罰を与えようとしているわけではありません。むしろ、神を離れることがいかに私たちを苦しみに導くかを警告し、真の幸福と祝福の源が神ご自身にあることを私たちに教えています。
すべての祝福は神から来るものです。私たちが主に従う生活を送り続けるとき、神の豊かな祝福が確実に私たちに与えられるのです。
【祈り】
主よ、あなたの御声に日々従い、あなたの御心に適った生き方を続けられるよう導いてください。