村田寿和(羽生栄光教会牧師)
メッセージ: 神の独り子であり、主の僕であるイエス
いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
マルコによる福音書の第1章に、イエス様が、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けたことが記されています。イエス様は、「水の中から上がるとすぐに、天が裂けて"霊"が鳩のように御自分に降って来る」(マルコ1:10)のを見ました。そして、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」(マルコ1:11)という天からの声を聞いたのです。
このことは、イエス様が、神の民であるイスラエルの「王」として任職されたことを示しています。その昔、イスラエルでは、王になる人の頭に油を注ぎました。この油は、目に見えない神の霊を表しています。
預言者サムエルは、主の命令に従って、ダビデの頭に油を注ぎました。そしてその日から、主の霊が、ダビデに激しく降るようになったのです(サムエル上16:13参照)。イエス様は、神様から直接、聖霊を注がれて、天からの声によって、イスラエルの王に任職したのです。
「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」(マルコ1:11)…この天からの声は、イエス様がどのような王であるかを示しています。イエス様は、神の愛する「独り子」であり、同時に、神の御心に適う「主の僕」であるのです。神の独り子であり、同時に、主の僕である。イエス・キリストは、そのような救い主であるのです。