辻幸宏（大宮教会牧師）
メッセージ： 敵を愛するとは
おはようございます。ごきげんいかがでしょうか。大宮教会牧師の辻幸宏です。
今日は、8月15日の終戦・敗戦記念日です。日本では、この1945年以来、77年間、戦争が行われていません。多くの人々が、戦争は遠く昔の時代のことだと思っていました。しかし今年、私たちにも、戦争が身近なことであることが示されました。
聖書において、イエスさまは、「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」（マタイ5:44）とお語りになります。これは理想であり、現実は、敵として攻めてくる人を愛することなどできません。
しかし、イエスさまは、「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」（マタイ5:48）ともお語りになります。私たちは、自分たち人間に罪があり、完全になれない、と開き直るのではなく、目の前にいる赦すことができない人、嫌いな人のことを赦し、和解すること、愛するように努力することが求められています。
ひとりひとりが、この小さな一歩を歩み始めることによって、真の平和が実現すると、イエスさまは、私たちに語りかけてくださいます。