川杉安美(草加松原教会牧師)
メッセージ: 道は開ける
ごきげんいかがですか。草加松原教会の川杉安美です。
新年度が始まりました。いかがお過ごしでしょうか。
イエス・キリストの弟子であったパウロは、大変な病気を持っていたようです。具体的にそれが何かは分かりません。しかし、何とかそれを治してもらいたいと願い、神様に祈りました。そのときのことが聖書に記されています。
新約聖書コリントの信徒への手紙二の12章9節、10節です。
「すると主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ。』と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、そして行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。」
神様を信じている人も信じていない人も、同じように病気もすれば、同じように弱さもあれば、同じように窮乏や行き詰まりもあるのです。神様を信じたら、病気もなくなり、すべてがうまくいくようになる、順風満帆というわけではないのです。信じたら、強い、立派な人間になるというのではないのです。
では、何が違うのか。それは、上から、神様から、恵みや力を与えられるか否かということなのです。パウロが悟ったように、弱さ、侮辱、窮乏、迫害、行き詰まりの状態の中に、あるいはそれらを通して、神様の恵みや力が働くということなのです。だから、大丈夫だと言えるのです。信じて、上からの、神様からの、恵み、力をいただきませんか?
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