櫻井良一(東川口教会牧師)
メッセージ: 神の元に帰ったイエス
ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
かつて、神を信じないソ連の宇宙飛行士が、ロケットに乗って空に飛び立ちました。そのロケットが、大気圏を突き抜けて、宇宙空間にたどり着いたとき、宇宙飛行士は、神などどこにもいなかった、と豪語したというのです。
今から2000年前に、復活されたイエスは、弟子たちの見ている前から、天に昇られました。たぶん多くの人は、この宇宙飛行士と同じように、天という言葉を聞くと、それは宇宙空間のどこか特定の場所をさしていると考えます。
しかし聖書が語る天という言葉には、そのような意味はありません。なぜなら、聖書の語る天とは、神がおられる場所を表しているからです。
ですから、神がおられるところであれば、どこであっても、天と呼ぶことはできるのです。つまり、イエスが天に昇られたという出来事は、神の御子である彼が、本来の居場所である、父なる神のもとに帰っていかれたことを意味しているのです。
この時イエスは、救い主としての地上での使命を、すべて終えて、天に昇られたのです。そして今も、イエスは天におられて、私たちを救いに導くために、働き続けておられるのです。
聖書の言葉
「それでまた、この方は常に生きていて、人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります。」ヘブライ人への手紙7章25節
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