あさのことば

決して絶望はない

放送日
2016年5月31日(火)
お話し
小堀昇(筑波みことば教会牧師)

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

メッセージ: 決して絶望はない

 お元気にお過ごしですか。私は茨城県つくば市東、谷田部東中斜め向かい、筑波みことば教会牧師の小堀昇でございます。朝のお忙しいひと時、皆さん、耳を傾けて頂けませんか。運転中の皆さん、どうぞセイフティドライブでお出かけください。

 さて、詩編で聖書は次のように語ります。
「命は嘆きのうちに/年月は呻きのうちに尽きていきます。罪のゆえに力はうせ/骨は衰えていきます。わたしの敵は皆、わたしを嘲り/隣人も、激しく嘲ります。親しい人々はわたしを見て恐れを抱き/外で会えば避けて通ります」(詩編31:11-12)。
 聖書に登場してまいりますダビデは、人生において、極限的な状況を何度も通りました。外からも内からも追い詰められて、本当にボロボロの状態でした。史上最大の名君の一人。そのように言われた彼であったとしても、苦難からは自由ではありませんでした。

 クリスチャンであったとしても、人生には様々な苦しみが何度も何度も押し寄せてきます。それは当然の事ではありますが、決して綺麗ごとでは済まされません。信仰は決して、無病息災家内安全の、御守りではありません。

 しかしクリスチャンは、その遭遇する苦難の中でただ一つ、違う点があります。それは、信仰をもって出会う苦難は、何一つ、決して意味のない苦難や試練ではないということです。一切はやがて益へと変えられていく。この苦難によって私たちは、成長させられていく、整えられていく、更に一歩上へと引き上げられていく。
 これは、クリスチャンの希望に満ちた確信です。だからどんな苦しみが襲ってきても、クリスチャンには絶望はありません。確信しかないのです。なぜならば、神様が、共にいて下さるのです。
 どうぞあなたも、神様を見上げて下さい。

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