あさのことば

律法の重荷を背負わされた人々

放送日
2013年5月14日(火)
お話し
櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: 律法の重荷を背負わされた人々

 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
 イエス様が地上で活動されていた当時のイスラエルでは、一部の宗教家達が民衆の生活を厳しく規制し、指導していました。彼らは「律法」という神様の定めを勝手に複雑にして、すべての人にそれを守るようにと教えたのです。この律法は一つや二つではなく、生活の様々な場面にまで、細かな指図が決められていました。ですから一般の人々にはそれを守ることも、覚えることさえも困難だったのです。そのために律法学者といって、特別にこの戒めを研究する職業まで当時は存在していたのです。

 当時の人々にとってこの律法は自分では決して担いきれない「重荷」と感じられていました。それでも彼らが律法を守ろうとしたのは、「それを守らなければ自分は神様に認めていただけない。神様から救いを受けることができない」と考えていたからです。

 イエス様はこのような人たちに対して「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と招いてくださったのです。なぜなら、イエス様はわたしたちの負うべきはずだった重荷を代わって担ってくださり、神様から与えられる救いをわたしたちのものとしてくださったからです。だからイエス様だけがわたしたちをすべての重荷から解放し、救いを与えてくださることのできる方だといえるのです。

 聖書の言葉
 「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」マタイによる福音書11章28節です。

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