あさのことば

顧みる神様

放送日
2008年4月1日(火)
お話し
川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 顧みる神様

 ごきげんいかがですか。網島教会の川杉安美です。
 前に読んだキリスト教の本の中に、次のようなことが記されていました。

 「神様は世界を御支配なさっておられる。だから、この私の小さな問題にいちいち耳を傾けるようなことはなさらないと、そんなふうに考えるとしたら、全く間違っている。」

 確かに聖書の中にも、神様はちゃんと一人一人を顧みておられる、という教えが至るところにあります。たとえば、迷子の羊の話はそういうことを教える有名な話の一つでしょう。

 イエス様は、「小さな者を一人でも軽んじないように」と言って、たとえ話をされました。
 「ある人が羊を100匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、99匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を探しに行かないだろうか。」そう言って、一人一人をちゃんと大切に見ておられる、ということを教えられました。

 聖書の舞台となっている中東の世界では、羊飼いは羊一匹一匹に名前をつけていて、全部見分けることができるということだそうです。100匹でも200匹でも、ちゃんと一匹一匹区別できるそうです。名前とか、血統、性格まで。

 ですから、聖書のたとえ話も、神様は、一人一人の生まれも育ちも性格も、何もかもわかっていて、ちゃんと心にとめてくださっている、そういうことになるわけです。想像してみませんか。世界を造り、御支配なさっておられる、生きている神様が、あなたの名前や生まれ育ちや性格や、何でもご存知で、そして心にとめていてくださる。いえ、想像だけではなくて、その神様とお交わりを致しましょう。

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