今井献(東京教会牧師)
メッセージ: 「約束の場所」
いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ヨハネ福音書17章に、イエス・キリストが十字架に掛かる前の晩にささげた祈りが記されています。その中で主イエスは次のように祈っておられます。
「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしの内にいるようにしてください。…父よ、わたしに与えてくださった人々を、わたしのいる所に、共におらせてください。それは、天地創造の前からわたしを愛して、与えてくださったわたしの栄光を、彼らに見せるためです。」
今、教会はさまざまな教派に分かれて、世界中に散らされています。とてもキリストにあって一つであるとはいえないような状態です。宗教改革時代には、教派が違うという理由で殺し合うということも残念なことですがありました。
では、教会はばらばらなのかというと、同じ唯一の主イエス・キリストをかしらとし、この方に礼拝をささげるという点において一致しており、教派や制度を越えて、目には見えない教会として一つであることを信じています。
それだけでなく、キリストが再臨するとき、あらゆる時代や民族、国境、言葉の違いを越えて、すべての神の民が一つの教会として栄光化されて救われます。それが、世が終わって救いが完成するときの教会の姿であり、神の前における人類の最後的な姿です。
先ほどの主イエスの祈りは、この救いの完成をもたらすための祈りでした。
それゆえ、あらゆる時代のあらゆる国に存在する教会は、全人類が神の前にあって一体であることのしるしであり保障です。教会は、人類にとって希望のある約束の場所です。
どうか、教会に来て、救いを手にしてください。
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