今井献（東京教会牧師）
メッセージ： 「あなたがたを迎える」
ヨハネ福音書14章1節以下に、十字架に掛けられる前の晩にイエスご自身がわたしたちの救いについてお語りになりました。それは一時弟子たちから去って場所を用意しに行くということ。そして、行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻ってきてあなたがたをわたしのもとに迎える。こうしてわたしのいるところにあなたがたもいることになる、ということでした。
この直後に起こる十字架の出来事は、あなたがた、すなわち、わたしたちのためであること、それもわたしたちのための場所を用意しに行くのであるということです。
その通り、十字架の死と復活の後、イエスは天に昇っていかれました。
今わたしたちは、弟子たちがイエスを直接見て食卓を囲み教えを受けたように、直接イエスにお会いすることはできません。天に去っていかれましたから。そして、いつ戻ってこられるのかわたしたちは分かりません。けれども、わたしたちに分からないということは、戻ってくるときが不確かなのなのではありません。
マルコ福音書13章32節に「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。父だけがご存じである」とある通り、父なる神はその時を定めておられます。
時が来たらわたしは戻ってくる。わたしがあなたがたを迎え入れる。迎え入れる場所はわたしのいるところである。このように強くご自分とわたしたちの親密な関係を繰り返しておられます。それゆえ、わたしたちはクリスチャン、すなわちキリストのものと呼ばれます。どうか、キリストを信じて、キリストのもとにある天の財産を受け継ぐ者になってください。
<!-- 音声再生の準備が整うまでコメント
コントローラ
-->