●久し振りにお便りします。毎週心の安定剤、清涼剤として拝聴させてもらってます。この度の東日本大震災は本当に大変な体験でした。
僕の家は名取市の沿岸部に近いところにあったので、当初は、地震のたびに車で避難したり、中で過ごしたり、大変な思いをしました。でも幸い家も家族も命も助かり、最近はやっと…本来の安心と安定を取り戻しつつあります。今では、当たり前の生活とか今までの何気ない普通だったものへの感謝の気持ちに満ち溢れ、生きさせてもらってます。
実はこの間、僕は津波に飲まれ、最も災害が酷かった所まで自転車で行ってきたのですが(ここには僕の小中学を過ごした学校もあり、僕の子ども時代の想い出の一杯詰まった所なのです)、見るも無残に、あれほど栄えていた町が無くなり、家もポツリポツリで、完全に瓦礫の砂漠のような状態で、全て、町も想い出も無くなり、壊滅していました。実際、ここに住んでいた同級生たちも何人か亡くなっています。生き延びた人もみな殆ど引越しをし、仕事場を無くし、明日の方向性に迷い、肩を落としている状態です。未だに避難所で暮らしている人もいます。人から聞いた話では、この町の本当の復興までにはあと20〜30年かかるということでした。
僕はこの「試練」をどう乗り越えるか、今、みんな一人ひとりがつきつけられ、試されてるような気がしてならないのです。「それでは、見せてやりましょう!(僕も含めて)人間一人ひとりの本気になった時の底力を」という気概で(とはいっても、はっきり言って僕も日々、仕事やプライベートで多々悩みが尽きず、へこむようなことばっかりで。それだけでもかなり大変なのですが)。負けてられない!強く明るく前向きに、ポジティブに生きねば!と注意を強くしています。そして僕の中ではそういう厳しい中でも、このラジオ放送はホッと息の抜ける心の憩い、安らぎ、楽しみの内の一つなのです。とにかく、これからは(今までと同じで)自分のやれること、やるべきことを一つ一つやっていくだけなのです。スタッフの皆さん、どうか被災者に安らぎと幸せとそして復興を祈ってください。そして、この番組を聴いて、心、ホッとさせる僕のような者も居ることも忘れないでください。みんなで頑張りましょう。宮城県 N.W.さん
●先生、スタッフのみなさん、東日本地震のお見舞いのお手紙、感謝してます。わたしの家も被害に遭い、大工さんを入れました。大変でした。でも、すごく勇気づけられました。(後略) 岩手県 F.S.さん
●(前略)毎週床につきながら聴いています。キリスト教関連番組はわたしにとって一日の疲れを癒してくれると共に、心が落ち着くような番組だと思っております。(後略) 新潟県 T.S.さん
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