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ユダ
「終わりまで聖霊により祈りなさい」


しかし、愛する人たち、あなたがたは最も聖なる信仰をよりどころとして生活しなさい。聖霊の導きの下に祈りなさい。
(ユダ 20節)

 パウロ書簡にも、この手紙にも、新約聖書には、偽教師についての警告があちらこちらに記されています。これらの問題は、使徒時代の初期の教会にはびこる重大な問題でした。

 最近、イエス・キリストの処女降誕や復活を信じないという神学に基づいた見解を持つ教師たちがいることを知り、驚きました。また、彼らの主張を認めている教会で信仰生活を送っている者たちがいるという事実に直面しました。そのとき、パウロの指摘が俄然具体的に迫ってきました。彼らの主張は、処女降誕や復活という、一見、信じがたい難解な事実を受け入れなくても受洗できるという、入りやすいための動機のようです。

 しかし、パウロが、「この世の生活でキリストに望みをかけているだけだとすれば、わたしたちはすべての人の中で最も惨めな者です」(1コリ15章19節)というように、復活こそ私たちの信仰の確信です。キリストの十字架に結ばれて、その復活にあずかる希望が私たちの原点です。

 復活ぬきの信仰ならば、罪の赦しの確信すらないでしょう。そのような信仰のために命がけで福音を伝えることも無意味です。道を間違えている彼らが復活信仰に立ち帰ることができるように祈るだけです。ただ主イエス・キリストの憐れみにより、聖霊の導きのもとに祈り続けます。

 

 【祈り】

 虚しい教えから抜け出し、命に結び付く正しい道をお示しください。

中山 仰(花見川伝道所)

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