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民数記4章
「神に近く仕える光栄を学べるように」


ケハトの子らの仕事は、臨在の幕屋と神聖なものにかかわる。
(民数記 4章4節)

 ケハトの子らは、聖所とそのすべての聖なる祭具を運搬する務めに召されました。最も聖なる掟の箱も、彼らが運びます。聖なる神に触れるほどに近く仕えて汗を流します。それゆえ、神に仕えるほどに、神への畏れを学び続けるように、すべてが整えられました。

 神聖なものに直接触れてはなりません。「アロンとその子らが…聖所とそのすべての聖なる祭具を覆い終わった後」、運搬に取りかかります。「聖なるものに触れて死を招くことがあってはならない」からです(15節)。また、神聖なものを直接に見てもなりません。垣間見ることは、死を招くことだと警告されます(20節)。このような畏れを失ったなら、まず彼ら自身が主の言葉を正しく聞けなくなっていったでしょう。人が奉仕しなければ、移動もできない偶像との違いが曖昧になり始めるかもしれません。神に近く仕えて、汗を流すからこそ生じる誘惑です。そのような死へと導かれてはなりません。

 神は自ら語り、成し遂げるお方です。神に近く仕えるほどに、神を畏れて、その口から出る一つ一つの御言葉によって、生きる命が保たれなくてはなりません。神に近く仕える光栄と、祝福にふさわしい畏れとへりくだりをもって。

 

 【祈り】

 あなたに仕える光栄と喜びを学びつづけさせてください。

貫洞 賢次(札幌伝道所)

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