川杉安美（綱島教会牧師）
メッセージ： イエス様とつながる
ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
時々、イエス様をこの目で見たら信じることができるのになあとか、聖書の時代の人はイエス様と直接触れ合うことができていいなあとか、そういうことを聞くことがあります。私も昔はそんなふうに思ったこともありました。
けれども聖書を見てみると、地上の生活を送ったイエス様と触れ合って、その上で信じた人は、案外少ないのではないかと気がつきました。イエス様を見ても、かえってイエス様に不信感を抱いたり、あるいは敵対する人たちも多かったのです。それだけではありません。こんなことも聖書に書いてあります。「イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。しかし、イエス御自身は彼らを信用されなかった。」。
つまり、奇跡を見てぱっととびついて信じる、そういう人は、また何かあるとぱっと離れてしまう、そうなりかねないということでしょう。それではどうしたらいいのでしょうか。イエス様はさらにおっしゃっています。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。」。つまり、イエス様の言葉、聖書の言葉、それにとどまっている、それをちゃんと信じて受入れ、従っていく、そういうことでしょう。それがイエス様とつながっているということになるのです。ですから、イエス様を見るか見ないか、奇跡を見るか見ないか、ではないのです。イエス様の言葉、聖書の言葉にとどまっているかどうかなのです。それが、イエス様とつながっていることなのです。
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