キリストへの時間

苦しみに感謝

放送日
2026年10月11日(日)
お話し
申成日(広島教会牧師)

申成日(広島教会牧師)

メッセージ:苦しみに感謝

【高知放送】

【南海放送】

 おはようございます。広島教会の申です。
 今朝の気持ちはいかがでしょうか。いつも穏やかな日々を過ごすことができますようにお祈りいたします。

 自分に降りかかる様々な苦しいことに感謝することは、あまりできないと思います。むしろ、「神様、どうしてわたしにこのようなことが起こりますか」と言いたくなることが多いでしょう。わたしたちは、毎日楽しく、平穏に過ごしたいと願っています。しかし、それは希望であって、必ずしもそうなることはありません。いろいろなことが毎日のように起こり、肉体の苦しみ、心の苦しみ、精神の苦しみを経験しながら、日々を過ごしています。

 このような生活の中で、ある時に、過去の苦しみが自分にとってとても必要なことだった、と悟ることもあります。特にクリスチャンは、神様がこの世を導いておられることを信じていますので、苦しみを通して自分を成長させてくださる、神様の不思議な働きを覚えます。

 まだ子どものいない、結婚したばかりの新婚の時でした。「妻に子どもができた」という嬉しい知らせに、毎日が嬉しい時を過ごしたある日、「妻が稽留流産をした」という悲しい知らせがありました。嬉しさが悲しみに変わったその日、わたしと妻は向かい合って、神様に感謝の祈りをささげました。わたしたち夫婦に一番相応しい時に、一番相応しい子どもを与えてくださる神様の計画を信じていたからです。

 それから3年後、妻は無事に娘を出産し、翌年にはまた、息子が与えられました。娘と息子は、わたしが神学校の学びを終えようとする時に与えられ、息子は、教会の牧師として赴任したその翌月に生まれました。子育てに一番良い時期に与えられたと思います。その時に、「神様の働きはすごいな」と思いながら、神を賛美しました。

 聖書の中に、もっとも神様の前で正しく生きた人として、ヨブという人が出てきます。しかしサタンは、「この人が神様から多くの祝福を受けたから、そうなのだ」と言い、神様に彼を試みることを許していただきます。サタンは、直ちに、ヨブの子どもたちの命を奪い、彼の財産を奪いました(ヨブ1章参照)。また、周りの友だちには、「このようになったのは、神様の前であなたに何か問題があったからではないか」と言われます。

 ヨブは、どれだけ心の苦しみを受けたでしょうか。自ら命を絶ちたくなるような苦しみだと思いますが、しかし彼は、決して神様を非難することはありませんでした。結局、彼の神様への信仰が証明されて、彼は、以前よりももっと大きな祝福を受けるようになります(ヨブ42:12-16参照)。

 「苦しみ」そのものを感謝することは、とても難しいです。しかし、「その苦しみがあるからこそ、将来の幸せが来る。わたしの苦しみによって、愛する人の幸せがある。わたしの苦しみを無駄にすることなく、神様はそれを用いて、もっと素晴らしいことをなさる。」と思うならば、やはり、苦しみも、感謝することができると思います。

 神様は、ご自分の独り子イエス・キリストを死に渡される苦しみを覚えられました。しかしそれは、最も愛している人の罪を赦し、そのことを信じる人に永遠の命を与えるためです。そのような苦しみのゆえに、多くの人々に信仰が与えられ、自分の苦しみをも神様に感謝することができるようになったことを覚えたいと願います。

 今日は日曜日、近くの教会に立ち寄って、神様の愛のメッセージを聞いてみてはいかがでしょうか。きっとあなたの苦しみも、感謝に変えることができると思います。

今週のプレゼント ≫月刊誌リジョイス「聖書日課11月分」朗読CD (全員) 【締切】10月17日

※ホームページでは音楽著作権の関係上、一部をカットして放送しています。