東北あさのことば

祈りのリレー

放送日
2026年2月7日(土)
お話し
尾崎純(東仙台教会牧師)

尾崎純(東仙台教会牧師)

メッセージ:祈りのリレー


 おはようございます。日本キリスト改革派の東仙台教会で牧師をしております、尾崎純と申します。

 今から100年以上前のアメリカでの出来事です。4才の少女が、「教会が混んでいるから」という理由で、教会を追い出されました。そこに、その教会の牧師が通りかかりました。

 牧師は、その子が着ている貧しい服を見て、その子が追い出された本当の理由に気付きました。牧師は、その子を教会に招き入れ、居場所を作ってあげました。その子は感激しました。そして、すべての子どもたちに礼拝する場所が与えられることを祈るようになりました。

 それから2年後、この子は、貧しいアパートの一室で亡くなりました。遺体が運び出されるとき、擦り切れた財布が出てきました。中には、57セントと、子どもの字で書かれたメモが入っていました。「これは、小さな教会を大きくして、もっと多くの子どもたちが教会に行けるようにするためのお金です。」

 その子は2年間、そのために貯金をしていました。そして、当時の57セントは、現代の1万円に相当します。メモを読んだ牧師は、メモと財布を持って説教壇に立ち、もっと大きな建物を建てるために必要な資金を集めるよう呼びかけました。そしてそこから、その子の祈りが実現していきました。

 祈りは、必ずしも一人の人の中で完結するものではありません。大きなムーブメントが、一人の祈りから始まることもあるのです。

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