2月6日(金) サムエル下20章
女は知恵を用いてすべての民のもとに行き、ビクリの子シェバの首を切り落とさせ、ヨアブに向けてそれを投げ落とした。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記下 20章22節
ダビデの将軍ヨアブは怒りました。これまで忠実にダビデに仕えてきたにも関わらず、ダビデの意に反して王子アブサロムを殺したため将軍の地位から下ろされたからです。
ダビデはヨアブに代わってアマサに反乱者シェバの討伐を命じます。元々アマサは敵軍の将軍でした。ヨアブもシェバを追うため出軍を共にし、表面的には従ったように見えます。しかし、ギブオンで事件が起きます。ヨアブは、アマサに挨拶をすると見せて、隠していた剣で刺し殺します。隠していたのは、むしろ憤りと殺意でした。そしてヨアブは言います。「ヨアブを愛する者、ダビデに味方する者はヨアブに続け」と。
将軍ヨアブにしても反乱者シェバにしても、その行動の理由にあるのは不満です。自分は出し抜かれたと思っていました。二人はベト・マアカのアベルで出会います。シェバは追い詰められて町に逃げ込んだようです。土塁が築かれれば町に向かって軍隊の突入が一斉に始まるでしょう。
その町に一人の賢い女がいました。女は知恵により町を救います。神による知恵は「力対力」という固定観念に囚われません。知恵は軍事力に勝ります。争いとは全く別の道を示したこの女性の名前は記されていませんが、神は覚えてくださっています。
【祈り】
神よ、私たちにあなたの知恵を与えてください。苦しみの中に逃れの道をどうかお示しください。









